ロスのアパルトヘイト

アメリカに教えてもらったこと

 

いつもアメリカの良い面をご紹介しているが、今回は趣向を変えて悪い面をご紹介。

  アパルトヘイト【apartheid】 〔隔離の意〕 
  南アフリカ共和国のとった,人種差別政策。 

 アメリカの人種差別は無くなったといわれるが 実はこれは根強く残っている。

 アングロサクソン(白人)は狩猟民族だと言われる。

 つねに獲物を求めて旅をするのだ。

 その名残がアパルトヘイトだという説もある。

 常に標的を探して攻撃をする。その標的が有色人種だというわけだ。



 僕の古くからの友人はロスの高級コンドミニアムに住んでいる。

 その友人はユダヤ人で、とある会社の副社長。



 僕がロスへ行ったときには必ず泊まれといい、そのための僕専用の部屋も常に確保してある。



 夏の暑いある日 そのコンドミニアムの専用プールへ一人で泳ぎに行ったときのこと。

 軽く体を濡らし、プールへざぶんと頭から飛び込んだ。

 で、水中から浮かび上がって頭を出すと 今まで水に浸かっていた他の連中がすべて水から上がってしまった。



  『んっ?』 と不思議に思っていると 耳に意外な言葉が飛び込んできた。

  『COLORED !(色つきめ!)』 



 要は同じ水に入ると色が移るとみんなプールから上がってしまったのだ。



 はっきりいってショックだった。



 カリフォルニアは比較的 人種差別が少ないところでかつてそのような言葉を聴いたことが無かったから安心していたのもある。



 しかしもっとショックな出来事が起きる。




 不機嫌な自分を自覚しながら、早々にプールを退散。

 そしてコンドに戻って友人に その事件の話をすると 友人はこのコンドの住民はそんなことを言う奴はいないと言い切った。



 僕は友人に『でも  僕は有色人種だよ。日本人は黄色人種だよ。 だからさ。』 

 と反論すると彼は



  『おまえのは日焼けだ カラードじゃない』  といった。

  う~ん 根強い… 



 すべてのアメリカの人がこうではないのでご安心を…



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