Home Depot (ホー厶デポ)へ向かう日本のホームセンター

アメリカに教えてもらったこと

 

ホームセンターと呼ばれる DIY(Do It Yourself 自分でやれや~)から始まった大型総合道具屋さんが 今、転換期を迎えている。

 当初は大工さんが使う道具や合板パネルを小売りしていたに過ぎないが 一時期のDIYブームに乗ったチェーン展開後 ホームセンターは全国津々浦々 いたるところにその店舗が存在する。

 現在は大工道具はもちろんのこと 取り扱い商品はペットフード、文房具、キャンプ用品 etc etc etc.




 しかし聴くところによるとこの展開はそろそろ終わり。



 雑多の商品群を取り扱う形態のホームセンターはスーパー・ホームセンター(通常のホームセンターの約3倍の売り場面積)へ集約されるらしい。



 ではその他の既存店はどうなるのか?



 既存店は売り場を2分化する。



 1つはいわゆる技術畑向けの消費者に向けて専門店化を図り、早朝から営業し、大工さんを始めとする現場で必要な材料を安価に提供する。

 『HOME DEPOTは早朝から店舗をオープンし FREE COFFEE (ただでコーヒーが飲めるサービス)で大工さんのハートをつかんだ』(日本でも始まるかも… 実はドラッグストアも後にこのサービスを始めました…)


 もう1つはいわゆるショールーム化し、リフォーム需要に応えるべく浴槽、キッチンユニット等を陳列し相談窓口を設けて、今まで工務店やメーカーが対応していたニーズの取り込みを図ると同時に工事自体をも受注する。

 この展開は まさしくアメリカのHOME DEPOTの展開である。

 HOME DEPOTはアメリカの全土に約1,900店舗を展開し、その売り上げはなんと$73.1 Billion(730億ドル 約83兆円)。


 約十年前にDIY から DIFM (Do It For Me 私のためにやってね) へシフトし 現在も更にその展開に加速をつけている。

 日本のホームセンターは、アメリカですでに成功事例のあるこのホームセンターの展開を追いかけている。

 原材料をはじめとする建材周辺商材はどんどん安く売られている。


 そして大工さんの派遣もホームセンターは安価で行うのだ。



 日本の工務店さん、旧態然とした今までのやりかたでは確実に取り残されますよ。

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